2011年10月~2012年6月のTOPICS
加藤相談役、(社)日本金型工業会の副会長に就任
加藤忠郎相談役は2012年6月7日ホテルインターコンチネンタル東京ベイで開かれた(社)日本金型工業会の理事会で副会長に選任された。なお東部支部長も兼務する。今まで11年にわたって会長だった大垣精工(株)社長上田勝弘氏は退任し、新たに(株)長津製作所会長牧野俊清氏が会長に就任した。副会長・中部支部長、副会長・西部支部長は留任。東部支部と言うのは富士川以東の本州、北海道が担当エリア。
子ども科学工作教室、今年も飯田工場から指導者派遣
2012年6月2日、飯田市美術博物館で行われた「子ども科学工作教室(三極モーターを作って自動車を走らせよう)」に今年も日進精機から6名の指導者を派遣した。参加者は児童41名、企業ボランティアの指導者45名と昨年より若干多かったとのこと。「子ども科学工作教室」は、地域工業の発展を担う子どもたちの育成を目的に、1993年から飯田市と伊那テクノバレーの呼びかけにより始まった。教室は年4回、飯田市美術博物館で開催し、飯伊地域の小学生(4年~6年)を対象に協力企業のボランティアが指導にあたり、毎回定員を上回るほどの応募がある。今年で19年目を迎え、これまでに延べ3,000人以上が参加している。
飯田工場、今年も環境ピクニックに参加
2012年5月20日、(公財)長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センター 、(社)長野県経営者協会上伊那支部・飯伊支部の主催による「第19回天竜川水系環境ピクニック」が行われた。今回は天候にも恵まれ、北は辰野町から南は天龍村まで天竜川流域に沿い、子ども955人を含む4,778人もの参加があったと言う。飯田工場からも子供さんも含めて59名が参加し、天竜川河川のゴミ拾いをした。最後に恒例の田木社長からのお菓子のご褒美が子供たちに配られ解散となった。
日進精機製のパイプの手摺が飯田文化会館に設置
2012年3月に日進精機のCNCパイプベンダーで作成したパイプの手摺が長野県飯田市の飯田文化会館の階段に設置された。中央と左右の三箇所に設置されている。この手摺は真直ぐなパイプではなく、三次元の螺旋状になっていて、高齢者や障碍者がつかみ易いことと美的デザインによる差別化とを目的に飯伊地域地場振興センターの「開発等支援補助金」を利用して開発したもの。大学の先生による人間工学的な見地からも意見を戴いている。
中国の無錫工場、分離独立企業へ
2004年より竹田(無錫)精密沖圧件有限公司内の日進精機事業部(無錫工場)として業務をしてまいりましたが、2011年中に、中国政府への新会社登記を完了致しまして、2012年より新しく下記の社名で、独資企業として金型製作と金属プレス加工を中心とした法人活動を行えるようになりました。下記住所に新工場を完成させ、皆様方のご要望にお応えすべく、2月に操業を開始し、従業員一同大いに張り切っております。役員は次の4名です。
社 名:日進精密模具製造(無錫)有限公司
董事長:田木桂三
総経理:井上貴之
副総経理:王曉星
監査役:伊藤敬生
住 所:中国江蘇省無錫市新区碩放街道東新村東安路西側厂房
代表電話番号:+86-510-8534-5131、Fax番号:+86-510-8534-5130
日本塑性加工学会フォーラムで加藤相談役講演
去る2012年2月16日、(社)日本塑性加工学会の第47回加工技術フォーラムが東京都立産業技術研究センター本部講堂で開催され、加藤相談役も講師の一員として講演した。テーマは「アジアに向かう金型技術戦略を問う」。始めに東京都立産業技術研究センター理事長片岡正俊氏が「中小企業の国際競争力強化」と題して、中小企業の国際競争力強化を進める上での,東京都の政策と中小企業への支援の在り方について概説。次に日本金型工業会会長上田勝弘氏が「日本金型産業の課題と展望」と題して講演。タイへの出張から帰国したばかりで、自分の目で見た洪水の被害の実態を話す。言葉の通じない海外に出るばかりが能ではないと説き、沖縄に工場を出した経験から、沖縄のメリット等を説明。三番目の講師は元韓国金型工業会会長金発根氏。「韓国金型産業の課題と展望」と題して、世界市場に向けて発信している韓国金型産業のこれまでの歩みと今後の課題を展望し、日本との共存共栄の在り方を模索。四番目の講師は日本工業大学教授横田悦二郎氏で、「アジアにおけるものづくりリーダーシップ」と題して拡大する中国市場を取り巻くASEANと日本におけるものづくり産業の在り方を考え、新たな日本のリーダーシップについて提言。企業の発展の鍵は人づくりであると結論付けた。休憩を挟んで五番目に加藤相談役が「タイにおける金型産業とその動向」と題して講演。始めにタイの金型産業の歴史から説明し、日進精機の概況とタイ工場(PCS-NISSIN)の取り組みを説明。そして聴衆の関心の的である洪水の実態とタイ政府の取組み、報道に見る復興の状況を説明。「タイの次はタイ」、日本はタイから撤退するどころかますます強い結びつきができると結論付ける。次の講師はインドネシア金型工業会会長高橋誠氏。「インドネシアにおける金型産業」と題して、インドネシアの良い所だけでなく、リスクについても分かり易く説明。最後は法政大学教授馬場敏幸氏が「インドにおける金型産業」と題して、写真を見せながら広く、インドの文化にも言及。
地元の小学校のお客様
2011年11月24日、地元の道塚小学校の3年生が本社工場を訪問した。同小学校では工場見学が年中行事になっていて何と今回で11回目を数える。いつものように3クラスが先生に引率されて時間をずらせて訪問。今回は工場見学が始まった頃会社の概要や仕事のことを話していた加藤相談役(当時社長)に登場して貰って、話をして貰った。相変わらず好奇心の塊であるちびっこ達はあちこちで歓声を上げていた。面白いのは最近は彼らは「探検バッグ」なる入れ物を携行していて、配布されたプリント類をしまっている。それにしても夢のあるネーミングだ。最後に毎年配っている反射板の記念品を貰って喜んで帰って行った。
中国の深セン工場、独資企業へ
日進櫻悠有限公司(香港本社)の中国における加工工場(深セン工場)は2011年中に、中国政府への会社登記を完了致しまして、2012年より新しく下記の社名で、独資企業として金型製作と金属プレス加工を中心とした法人活動を行えるようになりました。工場事務所の場所も従来の加工工場の場所で変らず、従来の設備を引き継いで、皆様方のご要望にお応えすべく、従業員一同新年を迎え大いに張り切っております。役員は次の3名です。
社 名:深セン市大榮日進精密模具有限公司
董事長:米坂泰夫
総経理:吉澤 毅
董 事:田木桂三(非常勤)
監査役:沈 玲
尚、当工場の住所表記が昨年、以下の通り変更になっております。
深セン市光明新区公明弁事処上村社区上南工業区B区C棟
代表電話番号(0755-2715-3913)、Fax番号(0755-2715-3711)は従来通りです。香港の日進櫻悠有限公司も従来通りの体制で、引き続き存続致します。
日本塑性加工学会が飯田工場を見学
2011年12月15日、日本塑性加工学会・金型分科会主催のセミナーと工場見学会が飯田工場で行われた。最初に伊藤敬生常務が会社概要を説明。次に(株)アマダの横地勝美氏が「最新サーボプレス機の特徴と知能化への取り組み」を講演。三番目に、アイダエンジニアリング(株)の井村隆昭氏が「最新ULプレス機の能力と特徴」を講演。最後に日進精機が「新鋭プレス機械の活用事例」と題する講演を行った。講演が終わった後、三班に分かれて、工場見学。今回の工場見学の目的はサーボプレス機やULプレス機だが、金型・プレス以外にRRやパイプベンダーの見学も出来て、見学した皆さんは、日進精機の製品の幅の広さを再認識されたようだった。